
明日に疲れを持ち越さない プロフェッショナルの仕事術 ビジネスライフ
渡部卓
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2016-06-20
この本について
仕事の後に変なだるさだけが残って、翌朝も気分が切り替わらない。休めと言われても罪悪感が勝つし、気力が落ちている理由も自分でよくわからない。そんなモヤモヤを抱えたまま走り続けている人、多いと思います。僕もその一人でした。 この本が効いたのは、「疲れって根性の問題じゃないよ」と現実的に扱ってくれるところです。たとえば、理由もなくモチベーションが下がる時期は誰にでもあって、そこで落ち込む必要はないという話。あるいは、いい疲れと悪い疲れを分けて考えるという視点。単なる気持ちの切り替えではなく、生活習慣や環境のズレを具体的に見直すきっかけになります。さらに、休むことへの罪悪感についても、会社や上司は自分が思うほどこちらを見ていない、という冷静な指摘が入っていて、妙に肩の力が抜けました。 読みながら、頑張り続けることよりも「継続して働ける自分をつくる」ほうがずっと大事なんだと腑に落ちていきます。15分の仮眠やビタミンB1の話のように、生活にそのまま取り入れられる工夫が多く、無理なく試せるのもありがたいところでした。 仕事に真面目で、つい自分を追い込みがちな人には特に刺さると思います。自分の弱さを認めたうえで、それでも働き続ける方法を探している人に、静かに寄り添ってくれる一冊です。
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