
ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント
リチャード・シェリダン, 原田騎郎, 安井力, 吉羽龍太郎, 永瀬美穂, and 川口恭伸
翔泳社 / 2017-01-20
この本について
仕事で「チームってなんでこんなに噛み合わないんだろう」とか、「仕組みを変えたいのに、一人で空回りしている気がする」と感じる日が続くことがあります。自分の熱量と、周りの温度差。そのあいだで立ち止まってしまうあの感じ、けっこうしんどいですよね。 『ジョイ・インク』は、そんなモヤモヤに対して派手な処方箋を出す本ではないんですが、現場での“風通しの良さ”をどう作るかを、かなり具体的に見せてくれます。たとえば、誤解だらけのコミュニケーションをいっそ「儀式」にして可視化してしまう話や、ペア作業によって未知への恐怖を薄めていくプロセス、安全だと感じられる環境が実験や挑戦を生むことなど、抽象論ではなく“その場で起きている変化”として描かれているのが印象的でした。チーム文化は理念ではなく、毎日の行動の積み重ねなんだと腑に落ちる瞬間が何度もあります。 組織を良くしたいと思っているのに、どう動けばいいのかわからず立ち止まりがちな人にとって、この本は「こうすればうまくいく」ではなく「こういうやり方なら試せそうかも」と思える現実的なヒントになります。特に、自分だけ燃えて周囲がついてこないと感じている人には刺さるはずです。
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