
なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか
岩本 武範
サンマーク出版 / 2017-05-25
この本について
4人以上になると急に会話に入れなくなる感じ、僕もずっと理由がわからず放置していました。タイミングを計っているうちに脳がざわついて、結局あきらめて黙ってしまうあの流れ、たぶん多くの人が経験していると思います。でもこの本を読んでみると、「気合い」ではなく脳の仕組みが追いついていないだけ、という説明がつくのが救いでした。 特に印象に残ったのは、複数人の場でしゃべれないのは脳がパンクしている状態だという指摘。ウェルニッケ野とブローカ野という、聞く・話すを担当する場所がうまく連携できていないだけで、人間性の問題ではないと言い切ってくれるのがありがたかったです。しかも、前頭葉の血流が上がれば状況が変わるという話が具体的で、手のグーパーや指回し、紅茶を飲むなど、すぐ試せる工夫が多いのが現実的でした。 「どういうこと?」「どうして?」「どうすれば?」の3つの“どう”で会話をつなぐコツも、感情で反応してしまう古い脳を刺激せずに済む方法としてしっくりきました。結局のところ、場に入れないのは性格ではなく脳の状態管理の問題で、そこが変われば一歩目が軽くなる。この視点をもらえただけで、複数人の場が少しだけ怖くなくなりました。 自分のコミュニケーション能力を「向いていない」で片づけたくない人に、とても合う本だと思います。
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