
スタンフォード&ノースウエスタン大学教授の交渉戦略教室 あなたが望む以上の成果が得られる!
マーガレット・A・ニール、トーマス・Z・リース、渡邊真由
この本について
仕事でも私生活でも、いざ「交渉ごと」になると途端に気が重くなることがあります。相手の意見に流されてしまったり、そもそも交渉するべきかどうか判断できなかったり。僕自身、面倒に感じてそのまま飲み込んでしまい、後から「あれって話し合う余地あったよな…」と悔やむことが多いタイプです。 この本が効くのは、まさにその“判断が曖昧な状態”に対してです。読んで印象的だったのは、交渉はゼロサムではなく、価値を探して交換するプロセスだという視点でした。相手の懐に飛び込むような勇気ではなく、双方の見込み利益やコストを冷静に比べる「準備」の方が大事だと繰り返し語られます。また、確証バイアスに気づけると、自分の思い込みで相手の事情を決めつけていた場面がいかに多かったかにもハッとさせられました。合意そのものが目的化してしまう落とし穴も、言われてみれば経験がありすぎて耳が痛いところです。 交渉と聞くと身構えてしまいがちですが、この本は“うまく言いくるめる技術”ではなく、“自分と相手の希望をどうやって丁寧にすり合わせるか”という発想をくれます。特に、日常的に小さな交渉チャンスを見逃している気がする人には刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
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