
経営組織論
鈴木 竜太
東洋経済新報社 / 2018-01-19
この本について
仕事の場で「なぜこの組織はこんなに意思決定が遅いんだろう」とか、「自分のチームって何に向かって動いているんだっけ」といったモヤモヤ、僕もよく抱えます。現場に近い人ほど判断しやすい時もあるのに、権限が上に集まりすぎて動きづらかったり、逆に役割が曖昧すぎて誰も決められなかったり。結局、自分の会社の“クセ”をどう理解すればいいのかがよくわからないまま、日々の業務に流されてしまうんですよね。 『経営組織論』は、そういう「組織のわかりにくさ」をいったん分解して見せてくれる本でした。集権と分権の違いが単なる構造の話ではなく、日々の判断スピードや責任の所在にどう響くのか。タスク志向と人間関係志向を両方とれるリーダーの下で成果が出やすい理由。環境によって最善の組織が変わる、というコンティンジェンシーの視点。どれも日常の“なぜうまくいかないのか”に直結していて、自分の働き方まで見直される感じがありました。 特に、曖昧さの中で意思決定が行われる「ゴミ箱モデル」や、組織文化が表層から深層まで積み重なっているという視点は、いまの職場の“見えていること”と“見えていないこと”を切り分ける助けになりました。組織を神秘的なものではなく、目的をもった道具として理解し直せるのが、この本の一番の効き目だと思います。 自分のチームや会社の“動きづらさ”の正体を言語化したい人に刺さる一冊です。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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