
行動分析学で社員のやる気を引き出す技術 (日本経済新聞出版)
舞田竜宣 and 杉山尚子
日経BP / 2012-01-05
この本について
部下や同僚の行動に「なんで変わらないんだろう…」と感じること、けっこうありますよね。自分なりに声をかけたり場を整えたりしているつもりなのに、結果が出ないまま時間だけ過ぎていく感じ。相手のやる気なのか、自分の接し方なのか、何が原因なのかもよく分からないままモヤモヤが積み上がっていく。僕自身、このあたりで何度も足が止まってきました。 この本が効くのは、そんな「原因がつかめない状態」をほぐしてくれるところです。行動分析学という枠組みは難しそうに見えるけれど、やっていることはとても地に足がついていて、例えば「覇気がない」という曖昧な言葉を、具体的な行動に分解して考える視点をくれます。また、上司側が無意識に“強化したい行動を消してしまっている”という指摘は、耳が痛いけれど現場だと本当に起きがちな話で、ここを自覚するだけでも関わり方がぜんぜん変わります。さらに、「人は行動の直後に起きることによって変わる」という前提を押さえると、期待の持たせ方や成功体験の積ませ方が具体的に見えてきて、迷ったときの立て直しがしやすくなります。 「部下の言動の理由がつかめず、手応えのないまま関わり続けている人」に特に刺さるはずです。感情論でも精神論でもなく、毎日の行動レベルで関係性を動かしていくための道具をくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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