
トリガー 自分を変えるコーチングの極意 (日本経済新聞出版)
マーシャル・ゴールドスミス, マーク・ライター, and 斎藤聖美
日経BP / 2016-01-25
この本について
最近、やるべきことは分かっているのに動けないとか、環境に振り回されて一日が終わっていく感じが続いていました。自分の意志が弱いだけなのかと思っていたのですが、本当にそうなのか…と考え直すきっかけになったのが『トリガー』でした。 この本が効いたのは、「環境が行動を支配してくる」という前提を一度受け入れさせてくれたところです。気力の問題にしないで、まず“どんなとき・誰に対して・なぜ”自分がいつものパターンに戻ってしまうのかを丁寧に見ていく流れが、とても現実的でした。変われない理由を責めるんじゃなくて、環境の仕組みに気づいて、そこに小さく手を入れる感じです。あと、変化を先延ばしにする自分の理屈づくりに対しても、思い当たる描写ばかりで妙に落ち着きました。「人は変わりたいと思わない限り変わらない」という当たり前の一文も、逃げ場を塞ぐのではなく、変化の責任を奪わないための言葉として読めました。 大きな成功とか劇的な変化を約束する本ではないけれど、行動を変えられず悩んでいる“いまの自分”と向き合うときに、静かに背中を押してくれる本です。特に、気づけば同じ失敗を繰り返してしまう人に刺さると思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの56%が集中しています。
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