
電通巨大利権: 東京五輪で搾取される国民
本間 龍
この本について
仕事でもニュースでも、「なんでこういう問題っていつまで経っても変わらないんだろう」と感じる瞬間があります。自分が知らないところで巨大な力が動いていて、そこに踏み込む術がないまま、ただモヤモヤだけが残る。僕も長いあいだ、その正体が言語化できずにいました。 この本は、電通と東京五輪を軸に、その“見えない力”を実務レベルの事実で追っていきます。スポンサーへの不正請求や、異常な働き方が生まれる構造、メディアがなぜ肝心な問題を報じないのか。読みながら「そういう仕組みだったのか」と腑に落ちる場面が何度もありました。特に、デジタル部門の人手不足が高橋まつりさんの死につながっていく過程や、スポンサーの意向が報道判断を左右する実態などは、表面だけ見ていても絶対に気づけなかった部分です。 この本を読むと、ただ怒るだけでも諦めるだけでもなく、「何が問題で、どこから歪みが生まれているのか」を具体的に捉えられるようになります。巨大組織の話に見えて、実は自分の働き方や、日々目にしているニュースへの向き合い方まで問い直される感覚があります。 メディアや大企業の“裏側”を知りたいというより、「モヤモヤの正体を言葉にしたい人」に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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