
スタンフォードの教授が教える 職場のアホと戦わない技術
ロバート・I・サットン and 坂田 雪子
SBクリエイティブ / 2018-05-18
この本について
職場に、どうしても距離を置きたい相手がいるときってありますよね。相手が本当に厄介なのか、それとも自分の疲れや余裕のなさがそう見せているだけなのか、その境目がよくわからないまま消耗していく感じ。私自身も「これ、相手が悪いのか? それとも自分のメンタルが削れているだけ?」と混乱したまま働いていた時期がありました。 この本が面白いのは、そうした曖昧なモヤモヤを「一時的なアホ」と「ホンモノのアホ」に丁寧に分けてくれるところです。相手がただ疲れているだけなら距離を置けば済むし、反対に組織ぐるみで意地悪さが蔓延しているなら、早めに手を引くべきだと教えてくれる。単なる精神論ではなく、証拠を集めるとか、仲間を確保しておくとか、現実的な動き方が具体的なのも助かります。「反応しない」という選択が本当に効く場面の説明にも妙な納得感がありました。 特に刺さったのは、ひどい人が一人いるだけで周囲の判断力や創造性が奪われる、という指摘です。ああ、自分のパフォーマンスが落ちていたのは怠けでも弱さでもなく、環境の影響だったのかもしれない、とちょっと肩の力が抜けました。 今の職場で「自分がおかしいのか、相手がおかしいのか」が判断しづらくなっている人に、静かに効く一冊です。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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