
チーム内の低劣人間をデリートせよ ——クソ野郎撲滅法
ロバート・I・サットン
Pan Rolling Inc / 2018-10
この本について
職場で「なんでこの人ひとりのせいで、全体がこんなに疲れるんだろう」と思ったことがある人、多いと思います。自分の努力とは関係ないところで場の空気が重くなったり、誰かの言動に振り回されて、仕事そのものに集中できなくなったり。わかっていても、どう向き合えばいいのか分からないまま日々が過ぎていきます。 この本は、そんなモヤモヤに対して、単なる「性格の問題」ではなく、チーム全体のパフォーマンスを引き下げる明確な影響として捉え直させてくれます。問題児がひとりいるだけで成果が三〜四割も落ちる、という指摘はかなり現実的で、自分のしんどさを正当化してくれる感覚がありました。加えて、ただ強く出ればいいわけではなく、「小さなルールを守り続ける環境をつくる」「事実がそろうまで態度を決めない」など、現場でできる行動レベルの工夫が丁寧に示されています。そして何より効いたのは、相手の話では終わらず、「自分が無自覚に加害側になっていないか」という視点まで持たされるところです。 職場の空気に疲れやすくて、でも感情論だけでは割り切れない人に刺さる一冊だと思います。私自身も、嫌な人を排除する話ではなく、日々の判断やふるまいを少しずつ整えるための道具として読んでいます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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