
百冊で耕す〈自由に、なる〉ための読書術
近藤 康太郎
CEメディアハウス / 2023-03-02
この本について
仕事で必要だから読む、でも内容が頭に残らない。昔は好きだった読書も、気づけば「効率」を気にしてばかり。そんなモヤモヤを抱えているときに、この本に出会いました。速読は善か悪か、古典は面白いのか、自分は“読めている”のか。そんな問いに対して、著者は妙に断定しないまま、でも確かに視界が開けるような読み方を示してくれます。 たとえば「読書は痕跡だ」という言葉。内容を暗記しようと気負う必要はなくて、本に触れた自分の感情や考えの動きを、そのまま残せばいいだけだと気づけます。また、速く読むべきものと、ゆっくり空気を味わうべきものを分ける視点も、一冊一冊と向き合うときの気持ちをかなり軽くしてくれます。さらに、ネットのおすすめ機能から距離を取り、自分の“好みの層”を育てていくという発想は、読書の自由を取り戻す後押しになりました。 自分の読書が単なる情報収集になっているかも、と感じたことのある人には静かに刺さると思います。なにかを速く吸収するためではなく、自分が変わっていく過程そのものを信じて読めばいい。そんな当たり前だけど忘れがちな感覚を、無理なく思い出させてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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