
ポリティカル・スキル 人と組織を思い通りに動かす技術
マリー・マッキンタイヤー and 桜田 直美
SBクリエイティブ / 2024-03-29
この本について
仕事で人と関わるたびに、相手との距離感や立場の違いにモヤっとすることってありますよね。自分は真面目にやっているつもりでも、評価されにくかったり、組織の空気に巻き込まれて疲れたり。公平さを求めても報われない感じがして、「このモヤモヤはどこから来てるんだろう…」と立ち止まることが増える時期が、誰にでもあると思います。 この本が面白いのは、そんな日々の違和感を「あなたの性格」ではなく「組織の力学」として説明してくれるところです。たとえば、パートナー関係は探すものではなく、すでに影響し合っている人がそうである、とか。願望ではなく目標に焦点を当てることで、自分が動ける範囲がはっきりするとか。あるいは、仲間が少ない状態はそれだけで弱い立場になりやすいから、知らない部署の人とランチしてみるのが実は大事だとか。どれも、「たしかに…」と静かに納得させられる視点ばかりでした。 そして何より、この本は「変わらない人を変えようとしない」「文化と戦わない」「ネガティブに飲まれない」といった、現実的なラインを示してくれます。組織で消耗しがちな人ほど、自分の行動だけを賢く選ぶという考え方が、ちょっと呼吸を楽にしてくれるはずです。 仕事は好きだけど、人間関係や組織の空気でいつも疲れてしまう人に静かに刺さる本だと思います。
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