
政策至上主義(新潮新書)
石破茂
新潮社 / 2018-07
この本について
仕事で人前に立つとき、言いたいことがぼやけたり、場の空気に合わせて結論がにじんだりして、「結局、自分は何を伝えたかったんだろう…」と後から落ち込むことがよくあります。情報は追っているつもりでも、議論になると急に足りなくなる感じもあって、どこを鍛えればいいのか分からなくなるんですよね。 石破茂さんの『政策至上主義』は、そういうモヤモヤに対して、思った以上に“地に足のついたヒント”をくれる本でした。読者が保存していた部分にもある通り、「無意味な質問はするな」「断定を避けるな」といった技術的な指摘は、そのまま明日から使えるレベルで実践的です。ただ、それ以上に刺さるのは「ディベートとは読書の戦いである」という一言で、議論の強さってスキルよりも圧倒的なインプット量に支えられているんだと腹落ちします。自分の言葉が弱いと感じる理由が、単に表現力だけではないと気づけるのは大きいです。 さらに、この本の読みどころは「なぜ今の政治がこう見えてしまうのか」という背景の理解が進む点にもあって、ニュースの見え方が少し変わります。大きな思想を語るというよりも、日々の判断の精度を上げるための視点が静かに積み重ねられている感じです。 自分の意見をまとめるのが苦手だけど、なんとかしたいと思っている人には刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
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