
ビジネスで圧勝できる脳科学
苫米地 英人
サイゾー / 2014-01-08
この本について
「やりたいことが分からないまま働いていて、気づけば“今の自分”に合わせて将来像まで小さくしている気がする」みたいな悩みって、けっこう根が深いですよね。自分の気持ちだけで変えようとしてもうまくいかず、気づけば他人の価値観に寄せてしまう。抜粋を読んでいて、一番そこに刺さっている人が多いんだろうなと感じました。 この本が面白いのは、根性論ではなく「脳の設定を変える」という視点で現状を動かしていくところです。たとえば、無意識が勝手に今の自分を維持しようとする仕組みを説明した上で、「なりたい自分」を先に決めて、そっち側にコンフォート・ゾーンをずらすという考え方を提示してくれる。あるいは、親や上司の価値観が自分の思考に入り込んでいる可能性を指摘して、それを一度疑ってみるという姿勢をくれる。こういう“視点の変化”が、読者の抜粋を見る限り一番効いているんだと思います。 さらに、未来の自分を基準にすると日々の行動が変わる、という話も実感に落とし込みやすいです。会議で何をメモするか、業務のスピードをどう上げるか、発想をどう扱うかなど、仕事の現場で試せる要素がちゃんとあるので、読んで終わりになりにくい。 今の環境に合わせて自分を小さくしている感覚がある人、あるいは「このままじゃ変われない気がする」と感じている人には、かなり刺さる一冊だと思います。
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