
新記号論: 脳とメディアが出会うとき
石田 英敬 and 東 浩紀
ゲンロン / 20190304
この本について
最近、情報に触れれば触れるほど「自分の思考ってどこまで自分のものなんだろう」と不安になることが増えました。スマホやAIに寄りかかる時間が長くなるほど、記憶や判断が機械と地続きになっていく感じがして、落ち着かない人は多いと思います。僕もその一人で、この本を読んでやっと少し状況が整理できました。 面白かったのは、技術の進化をただ便利さの問題としてではなく、「人間の記憶や無意識がどう作られてきたか」という長いスケールで見せてくれるところです。たとえば、文字が薬にも毒にもなるとか、無意識は言語ではなく映像の連なりに近いとか、機械が文字を“書き始めた”ことで記号の意味そのものが変わってしまったとか、普段うまく言語化できない感覚を丁寧に位置づけてくれるんですね。AIやデジタル環境をどう扱うかというより、そもそも人間は技術とどうやって共存してきたのか、という視点に戻れるのがありがたかったです。 読み終える頃には、「情報に流されている」という焦りよりも、自分の感情や身体感覚も含めて“解釈”が成り立っているという捉え方が少しだけ腑に落ちました。テクノロジーと距離が取れずにしんどい人、あるいは自分の思考の出どころに不安を覚えがちな人には、ゆっくり効いてくる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
目次
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




