
数字で話せ 文系人間がAI時代を生き抜くための「伝える技術」
斎藤 広達
PHP研究所 / 2019-04-10
この本について
仕事で数字を扱う場面って多いのに、「結局どう読み取ればいいんだろう…」と立ち止まること、けっこうありませんか。売上や目標の数字は共有されるのに、自分の行動に落とし込めず、どこから手をつければいいか分からないまま時間だけ過ぎていく感じ。自分もそこにずっとモヤモヤしていました。 この本が効くのは、数字そのものを増やす方法ではなく、「数字をどう意味づけるか」のほうに光を当ててくれるところです。読者が抜粋している「@変換」はまさにそれで、大きな数字をただ平均化するのではなく、自分が動ける単位まで細かく分解する技術です。たとえば未達500万円と言われてもピンとこないけれど、「1人あたり月にあと5件」と置き換えると、急に手触りが変わる。店の売上も「1坪あたり」に置き換えるだけで、A店とB店の何が違うのかが立体的に見えてくる。こうした“意味のある単位”に変換する視点が身につくと、数字がようやく自分の言葉として扱えるようになります。 そして著者が繰り返し書いているように、これは才能というより習慣の問題です。日頃から「この数字、別の切り口で見れないかな」と考えるクセがつくと、相手への説明も自分の判断もぶれにくくなる。この本はその最初の踏み台になってくれます。 数字を前にすると急に自信がなくなる人、あるいは「説明がふわっとしてしまう」と感じている人に、静かに刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
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