
SDGs入門 (日本経済新聞出版)
村上芽 and 渡辺珠子
この本について
SDGsの話って、聞くたびに「結局どこまでやればいいの?」というモヤモヤがつきまといませんか。認証でもないし義務でもないと言われつつ、企業としては無視もしづらい。私も最初はその“距離感”がつかめずに手が止まっていました。 この本は、まさにその曖昧さをほぐしてくれました。たとえば、ISO26000が“審査ではなくガイド”だという説明があるおかげで、SDGsも同じく「合否をつけられるものではない」と腑に落ちます。だからこそ、169のターゲットを一つずつ○×で追うのではなく、自社の活動を棚卸しして、どこに紐づけられるかを考える。そんな現実的な向き合い方が見えてきます。 読みながら、「SDGs=新規事業や採用のためのネタ」みたいな表面的な扱いを卒業できる感覚がありました。ターゲットの後半にある“具体的な必要性”を読み解けば、どんなプロダクトやサービスが本当に求められているのかが見えてくる。ESGとの違いや、企業がいまどこを見ればいいかの位置づけまで、ムリなくつながるのもありがたいところです。 表向きのきれいごとより、地に足のついた理解を持ちたい人に刺さる本です。私と同じように「SDGsをどう経営に落とし込めばいいのか」で立ち止まったことがあるなら、一度ゆっくり読んでみる価値があります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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