
愛 (講談社現代新書)
苫野一徳
KADOKAWA / 2018-06-09
この本について
恋愛や人間関係って、気持ちの波に振り回されることが多いですよね。相手への気持ちが本物なのか、自分のナルシシズムなのか、そもそも「愛」って何なのか。言語化できないまま、なんとなく不安だけが積み上がっていくあの感じ、けっこうしんどいと思います。 苫野一徳さんの『愛』は、そのモヤモヤを無理に前向きに変えようとしません。むしろ「恋は永遠を願い、愛は永遠を確信する」というような、本質を静かに整理していくことで、自分の感情をいったん落ち着いた場所に置けるようになる本です。恋と愛のあいだで揺れる気持ちを、ナルシシズムや「合一」と「分離的尊重」の関係として理解できると、自分が今どのあたりに立っているのかが少し見えます。それだけで、関係の捉え方が変わる瞬間がありました。 もうひとつ大きかったのは、「愛とは利己的でもある」という視点を変に否定しないところです。利己性があるからこそ相手を求めるし、同時に尊重も生まれる。その弁証法を知ると、相手に寄りかかりすぎても、突き放しすぎても苦しくなる理由が腑に落ちます。自分のエゴを責めるより、構造として理解したほうが関係を続けやすい、そんな実感がありました。 恋愛に限らず、「相手との距離感にずっと迷ってきた人」には静かに刺さる本だと思います。自分の感情の“意味づけ”を焦らずに考えたいとき、ちょうどいい足場になってくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









