
時間と自己 (中公新書)
木村敏
この本について
最近、自分の気持ちや状況をうまく言葉にできなくて、ただ時間だけが過ぎていくような瞬間がありませんか。何かが動いている感じはあるのに、それが「どこからどこへ向かっているのか」が自分でもつかめない。そんなモヤモヤを抱えたまま日々をこなしている人は多いと思います。 『時間と自己』を読むと、その停滞感が少し違う見え方をしてきます。たとえば「運動とは、なにか から なにかへの移行」という一文。これを読むと、行動だけじゃなく、気持ちの変化や関係性の揺れも含めて、自分の中で起きている流れに気づきやすくなるんですよね。動けていないように感じている時でも、実はゆっくり別の場所に向かっているのかもしれない。そんな視点が持てるだけで、焦りがすこし和らぎます。 もうひとつ響いたのは、「こと は ことば によって語り、それを聞くことで理解される」という部分。うまく言語化できない経験って、放っておくと自分の中で迷子になる感じがありますが、言葉にして誰かに伝えることで、ようやく輪郭が出てくる。自分の気持ちを言葉にする作業そのものが、時間の流れを整える行為なんだと気づかされます。 自分の“進んでいる感覚”が曖昧になっている人に、特に静かに刺さる本です。抽象的な哲学書というより、日常の揺れをどう扱うかをそっと教えてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要







