
異常の構造 (講談社学術文庫)
木村敏
講談社 / 2022-08-12
この本について
最近、「普通って何なんだろう」とか「みんなの基準に合わせてるだけじゃないか」とモヤっとする場面が、前より増えた気がします。ニュースで異常な事件があると過剰に惹かれてしまう一方で、日常の中では“正常さ”を取りこぼさないように振る舞う。その落差に、うっすら不安を覚えることもあります。 木村敏『異常の構造』は、このモヤモヤを正面から扱います。異常は個人の中だけにあるものではなく、人との関係のなかで立ち上がること。私たちが異常に惹かれるのは、正常さが息苦しくなりすぎた社会の反動であること。こうした視点をもらうと、「自分の感じている違和感は、そんなに特別じゃないのかもしれない」と少し落ち着きます。とくに常識が“知識”ではなく“感覚”の延長にあるという指摘は、普段の対人関係のぎこちなさをどう扱えばいいかを考えるヒントになりました。 この本が効くのは、異常/正常という言葉に振り回されがちな人や、「自分だけズレているのでは」と感じやすい人だと思います。派手な答えは提示しませんが、社会と自分のあいだの境界を少しだけ描き直してくれるような本です。自分の感覚に引っかかっていた“当たり前”を、そっとほどいてくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要







