
情報生産者になる (ちくま新書)
上野千鶴子
筑摩書房 / 20211209
この本について
仕事でも日常でも、「なんで自分は何を考えているのか、うまく言語化できないな」とか、「調べても調べても、自分の言葉にならない」という悩みってありますよね。僕もそうで、情報を集めるばかりで、結局どこが気になっているのか曖昧なまま終わってしまうことがよくあります。 『情報生産者になる』は、そのモヤモヤの正体を“問いの立て方”として扱ってくれる本です。問いは主観的でいいし、むしろ主観から生まれる違和感こそが情報の源になる。その視点に触れると、「これって自分だけが気になっていることなのでは?」という遠慮が少し軽くなります。相手へのインタビューでも、沈黙を待つことの意味や、イエス/ノーで片づけない質問の組み立て方が書かれていて、実際の行動が変わるのもありがたいところです。読みながら、自分がどこに立っているのかを考えざるをえず、そこから距離を取ることがオリジナリティになるという説明も腑に落ちます。 研究書のようでいて、日々の仕事の「なんでこれ引っかかるんだろう」に向き合える実用書でもあります。自分の違和感を放置したくない人に、たぶんいちばん刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの47%が集中しています。
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