
やりたいことなんて、なくていい。 将来の不安と焦りがなくなるキャリア講義
伊藤 羊一
PHP研究所 / 2019-12-13
この本について
仕事は真面目にやっているし、任されたことにもちゃんと向き合っている。なのに、どこかで「自分のキャリアってこれでいいのかな…」と落ち着かないことがありませんか。特に、周りに「すごい人」が増えてくると、自分には語れるものなんてない気がして、余計に一歩が出にくくなるというか。僕もずっとそのタイプでした。 この本が効いてくるのは、「やりたいことが見えない」という焦りよりも、そもそも“自分の言葉”がどこから生まれるのかを丁寧に示してくれるところです。やるべきことを積み重ねていくうちに will が育つ、という地に足のついた考え方もそうですが、自分の経験をもとに語ることの強さや、相手がどれだけ有名でも対等に話していい理由を具体的に描いてくれるので、妙な気後れが少しずつほどけていきます。行動→振り返り→気づきというサイクルの話も、無理に走るのではなく、自分の足で前に進む感覚に近いです。 特に「自分なんてまだ語れるほどの人間じゃない」と思いがちな人に刺さるはずです。やりたいこと探しより、自分の経験をどう扱うか。その視点の変化が、キャリアの不安を静かにほどいてくれる一冊でした。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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