
1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365
デイヴィッド・S・キダー, ノア・D・オッペンハイム, ブルース・K・ヤング医学博士, and 久原孝俊
文響社 / 2019-12-24
この本について
最近、体のことって「知ってるつもり」で放置しがちだなと思う瞬間が増えました。アレルギーが出やすくなったり、急に子どもが何日も風邪をひいたりすると、日常の不調の背景にある仕組みをちゃんと理解していない心細さが出てきます。でも専門書を読むほどの余裕はないし、かといってネットの断片情報だけだと不安が残るんですよね。 この本は、そういう“埋まらない隙間”を少しずつ埋めてくれる感じがありました。たとえば、チキンスープが風邪に効くのは気休めではなく、実際に抗炎症作用があることが研究で示されているとか、モルヒネという薬の名前の由来がギリシア神話だったとか、延髄が損傷すると何が起きるのかといった、生きていく上で知っておくと安心できる基礎が淡々と語られます。黄熱の実験のように、人類がどうやって病気の正体を突き止めてきたかを知ると、医療への距離感も少し変わります。どの話も“へぇ”で終わらず、翌日に誰かの体調を気遣うときの目線が少し柔らかくなるのが、この本のいいところでした。 毎日1ページなので負担はなく、読み切らなくても知識が自然に積み重なっていきます。専門家になりたいわけじゃないけれど、自分や身近な人の体のことをもう少し理解しておきたい人に向いている一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの80%が集中しています。
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