
インテグラル理論を体感する 統合的成長のためのマインドフルネス論
ケン・ウィルバー and 門林 奨
コスモス・ライブラリー / 2020-01-24
この本について
最近、自分の反応パターンに振り回されて「また同じところでつまずいてるな…」と感じることが多くて、内省だけじゃ限界があるのかもしれないと思いました。瞑想をしてもスッキリはするけれど、根っこの構造はそのまま。相手に自分の「正しさ」を押しつけてしまう癖も、原因がよく分からないまま残り続けていました。 この本が効いたのは、「状態」と「構造」は別物だとハッキリ示してくれたところです。たとえ深い意識状態を経験しても、日常でつまずくなら構造が見えていない可能性がある、と言われると妙に腑に落ちます。また、自分の中の声どうしを対話させるボイス・ダイアログや、相手の「私」から世界を見る練習など、抽象論だけでなく日常の関わりを変える具体的な視点が多いのもありがたいところでした。悟りや進化といった大きなテーマを扱いながらも、実際は「固着」と「アレルギー」という身近なつまづきの話として読むことができます。 一歩深く知りたいのに、普通の瞑想や自己観察だけでは変化が頭打ちになっている人には特に刺さると思います。僕自身、まだ道半ばですが、構造そのものを対象化するという発想に触れてから、少しだけ余裕が生まれた気がしています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの46%が集中しています。
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