
やめたいのにやめられない悪い習慣をやめる技術
小早川明子 and 平井愼二
フォレスト出版 / 2020-07
この本について
気を抜くとつい「まあ、いいか」で流してしまう瞬間、ありますよね。やめたい習慣ほど、気づけば体が勝手に動いていて、あとで自己嫌悪だけが残る。僕もスマホいじりや先延ばしで何度も同じループにハマってきました。 この本は、意思の力でどうにかしようとするのではなく、「体の反応そのものを調整する」というかなり現実的なアプローチを教えてくれます。たとえば、悪い習慣の“反射”を弱めるために、あえてミスを疑似体験して慣れをコントロールしたり、「私は今、○○をしない、大丈夫」と体の動きとセットで言うことで、感情の土台になっている第一信号系に少しずつ新しい回路を作ったりする。最初はピンとこなくても、気分が変わり、それが思考の変化につながるという説明が腹落ちしました。 面白いのは、直したい行動そのものと向き合うより、その手前の「ほっとできる時間」を自分で作っておくことが実は大事だという点です。食後の安心感でも、散歩中のゆるんだ感覚でも、そこで制御刺激を入れると、悪い流れに入りにくくなる。失敗前提で無理なく調整していく感覚に近いので、ストイックさが苦手な人でも続けやすいと思います。 自分の反射的な行動に振り回されて疲れている人に刺さる一冊です。無理に自分を変えようとせず、「慣れ」や「反応」の仕組みから見直したいときにちょうどいい距離感で寄り添ってくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの56%が集中しています。
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