
部下を育ててはいけない (SB新書)
田端 信太郎
SBクリエイティブ / 2021-04-05
この本について
部下と1on1をしても、こちらの質問が空回りしたり、会議でうまく意見を引き出せなかったり。自分はちゃんと“育てよう”としているはずなのに、どこか噛み合わないまま時間だけが過ぎていく。僕も同じようなモヤモヤをずっと抱えていました。 この本が腑に落ちたのは、「育てる」より前に、そもそもメンバーが動きやすい“空気”や“環境”をつくることこそリーダーの本業だ、とさらっと言い切ってくれたところです。飲み会の幹事のように、正解のない中で最適解を選ぶことも仕事の一部だし、現場に行ってボトルネックを確かめるのも仕事。さらに、3年後どうなりたいかを聞いた上で「そのために自分が力になれること」を伝えるスタンスは、命令よりも人を動かすんだと気づかされます。 読み終えて実際に変わったのは、指示を考える前に「この人はいまどこで詰まっているのか」を探す癖がついたことと、こちらが責任を取る前提で“攻めの丸投げ”をする勇気を持てるようになったこと。メンバーの主体性は、細かい育成ノウハウより、こうした前提の置き方で大きく変わるんだと実感しました。 自分の関わり方が正しいのか毎回不安になるタイプのリーダーほど、静かに効く本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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