
クリティカル・ワード メディア論
門林岳史 and 増田展大
フィルムアート社 / 2021-02-25
この本について
日々ネットやニュースに触れていると、「いま見ているものって、本当に“意味”だけで動いてるんだっけ?」みたいな妙な引っかかりが残ることがあります。情報の量は増えるのに、世界の輪郭は逆に曖昧になる感じ。自分の認識のほうが後追いになっているような、あの落ち着かなさです。 『クリティカル・ワード メディア論』は、そのモヤモヤを「人間がどう感じるか」ではなく、「メディアそのものがどう記録し、動いているか」という視点にずらしてくれます。例えば、ノイズまで容赦なく刻むストレージとしてのメディアという考え方に触れると、私たちが意味中心で世界を見すぎていたことに気づきます。また、ゲームを“物語”ではなく“プレイヤーの行為が現実へはみ出す場”として扱う議論を読むと、日常でのテクノロジーとの距離が少し変わります。さらに、ヴァナキュラー建築の話のように、名もなき営みがどれだけ世界を支えているかを思い出させてくれる章もあって、視点が水平に広がる感覚があります。 「情報や技術に振り回されている感覚があるけど、単純な“わかりやすい答え”には飽きている人」にとっては、かなり刺さる本だと思います。メディアを賛美するでも否定するでもなく、ただその成り立ちと働きを丁寧に見直すことで、日々の見え方がじわっと変わる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要
![図説 日本のメディア [新版] 伝統メディアはネットでどう変わるか NHKブックス](https://m.media-amazon.com/images/I/81J7954ap+L._SY500.jpg)



