
風が強く吹いている(新潮文庫)
三浦しをん
この本について
仕事でも趣味でも、「頑張っているのに手応えがない」とか「目標を見失ってしまう瞬間」ってありますよね。まわりと比べて焦ったり、自分のペースがわからなくなったり。僕もわりと頻繁にその波に飲まれるタイプです。 『風が強く吹いている』は、そんな時に視点を戻してくれる作品でした。読者の方が保存していた抜粋を見ても、響いているのは“強さって何なのか”とか“自分として走るとはどういうことか”という問いの部分だと思います。記録や順位よりも、自分と向き合う時にだけ見える景色があること。孤独な行為だからこそ、仲間とのつながりが本物になること。前に進む力って、派手さよりも粘りや揺れの中で育つものなんだという実感。このあたりが、読んでいて胸の奥を静かに揺らします。 駅伝というテーマだけど、実際は「自分の場所を探している人の物語」に近いです。過去の評価に振り回される気持ちとか、一人では届かない領域に踏み込みたくなる衝動とか、走ることに重ねずともわかる瞬間が多い。そのうえで、この本は“遠くへ行くこと”を煽らず、“戻る理由”や“誰と走るか”まで含めて描いてくれるので、読後に変な力みが残りません。 今ちょっと迷っている人。静かに気持ちを整えたい人。そんな人には、きっとちょうどいい距離感で寄り添ってくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









