
デジタルマネー戦争 Forest2545新書
房広治 and 徳岡晃一郎
フォレスト出版 / 2021-09-25
この本について
デジタル化の話になると、日本はもう手遅れなんじゃないか…と、どこかで思ってしまうことがありませんか。技術の話題を目にするたびに「追い付けていない側」に立っているような感覚があって、でも何をどう見ればいいのか分からない。自分もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本が面白いのは、「日本は遅れている」という思い込みをただ否定するのではなく、具体的な事例を見せながら視点をひっくり返してくれるところです。おサイフケータイが世界初だったことや、ワクチン開発で国ごとに結果が分かれた背景など、ニュースで流れていく出来事の裏で“何が判断を分けたのか”を丁寧に示してくれます。単に技術の優劣を語るのではなく、シナリオ思考やスピード感の違いがどんな結果につながるのかが、具体的な場面で立ち上がってくる感じがあります。 そして一番救われたのは、人口減少やAIなど、ふだんネガティブに受け取りがちな話題を「どう使えば前向きな選択肢になるのか」に置き換えてくれる点でした。日本にも強みはあるし、悲観する前に見るべきデータや構造があるという視点は、日々のニュースを読む時の姿勢まで変えてくれます。 技術や社会の変化を「置いていかれている気がする」と感じている人に、とても落ち着く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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