
5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる (PHP新書)
ケヴィン・ケリー, 大野 和基, and 服部 桂
この本について
最近、「AIがここまで来てるのに、自分は何を準備すればいいんだろう」とか、「新しい波が来るのは分かるけど、何をどう判断して動けばいいのか分からない」という迷いを、周りでもよく聞きます。正直、自分も同じで、未来の話は面白いのに、じゃあ明日から何を変えればいいのかがつかめないまま進んでしまう感覚があります。 『5000日後の世界』が良かったのは、未来のテクノロジーを「SF的な予言」としてではなく、具体的な行動の視点として描いてくれるところでした。たとえば、ミラーワールドが来ると既存の巨大企業ではなく名もなきスタートアップが勝つ、という話は「未来はただ強い者が強くなり続けるわけじゃない」と教えてくれます。また、技術の善悪を毎年評価し直す姿勢や、「人の仕事は問いを投げ続けることになる」という指摘は、自分の働き方をどうアップデートすべきかのヒントになりました。 特に刺さったのは、テクノロジーを“生き物のように観察する”という視点です。未来を無理に当てにいくのではなく、「今の技術がどこに行きたがっているか」を読む。その姿勢なら、少しずつでも自分の判断軸を育てられる気がしました。 未来の話は好きだけど、予言に振り回されるのは嫌だ、という人に静かに届く本だと思います。
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