
山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る (講談社+α新書)
山中伸弥 and 成田奈緒子
講談社 / 2021-10-22
この本について
子どものことを思えば思うほど、「これでいいのかな」と不安になる瞬間ってありますよね。心配しすぎても良くないと分かっているのに、放っておくのも怖い。助けたいけど、どこまで踏み込めばいいのか分からない…。僕も同じように揺れています。 この本が面白いのは、「自立とは一人で全部できること」ではなく、「助けてと言えること」だと、山中先生と成田先生が淡々と語るところです。ほったらかし=無責任ではなく、子どもが自分で選んで失敗して、また立ち上がる余白をつくることだと分かると、肩の力が少し抜けました。うまくいった時はおかげさま、うまくいかない時は身から出たサビ、と自然に思える人が強いという話も、日常のちょっとした場面に当てはまってきます。 もうひとつ刺さったのは、「家庭で本音を言えるかどうか」が子どもの前提を決めるという指摘です。親の“ええかっこしい”が子どものSOSを奪ってしまう、というくだりは少しドキッとします。完璧な家庭なんてなくて、それぞれの家にそれぞれのやり方がある。それでも「助けて」と言える関係だけは育てたいなと思いました。 子育てに正解を探して疲れた人より、「迷ってるけど、せめて軸だけは持ちたい」という人に届く本です。僕もその一人でした。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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