
戦争と国際法を知らない日本人へ ニュー・クラシック・ライブラリー
小室直樹
この本について
国際ニュースを見ていても、「結局、国際法って何が“正しい”の?」とか、「国連って本当に機能してるの?」みたいな疑問がずっと残ったままになることが多いですよね。知ったつもりになるけど、根っこでは自分の理解に自信が持てない感じ。僕もずっとそのままで、歴史の断片だけ並べても腑に落ちないままでした。 この本が効いたのは、国際法やデモクラシーの“背後にある慣行や宗教観”まで含めて説明してくれるところです。例えば、国際法が条文より慣行に支えられているという指摘は、ニュースの表面的な応酬だけを見ているとまず気づけない視点でした。また、列強同士の「仲間内のルール」が崩れ、そこに日本やアメリカが入ってきたことでコミュニケーションが壊れた──という説明も、自国の失策を感情で捉えがちな僕の物差しを少し現実寄りにしてくれました。さらに、キリスト教の“内外の峻別”が近代法を生んだ話は、価値観のちがいがそのまま制度のちがいになるという当たり前のことを、ようやく体で理解させてくれます。 全部がすぐ仕事に直結するわけではないけれど、世界のニュースを読む時に「なぜこうなるのか」を一段深く考えられるようになるのは確かです。とくに、表の理念と裏の力関係のズレにモヤモヤしてきた人には刺さると思います。僕と同じように、国際政治の“見えていなかった地層”を知りたい人に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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