
マッキンゼー×最新脳科学 究極の集中術
田中伸明
アチーブメント出版 / 2022-06-05
この本について
仕事に向かうとき、「よし、今日こそ集中しよう」と気合だけで始めて、昼すぎにはもう頭がぼんやりしている……自分もずっとその繰り返しでした。意識して踏ん張ろうとするほど疲れるのに、なぜか日によってはあっという間に夕方になっていたりする。あの差はいったい何なんだろう、と。 この本を読んで腑に落ちたのは、「意識して頑張るほど集中は続かない」という当たり前のようで見落としがちな仕組みでした。脳は基本的に無意識(DMN)で動いていて、意識を使うモード(WMN)はむしろエネルギーを消耗する側。だから“気合いで集中”はそもそも構造的に無理がある。ここを知るだけで、頑張れない自分を責める気持ちがだいぶ薄れました。 さらに、私たちは「事実」ではなく「自分の解釈」を現実として生きている、という話も仕事のストレスの見え方を変えてくれました。上司の一言で必要以上に落ち込むのも、会議で妙に疲れるのも、脳のモード切り替えや予測のズレが関わっていると知ると、少し距離を置いて状況を見られるようになります。 気合いや根性に頼る集中法に限界を感じている人、そして「疲れやすさの正体」をちゃんと知りたい人には特に刺さると思います。無意識をどう扱うかを知ると、仕事のペースも心の余裕も、ちょっとだけ整えやすくなります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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