
いまを生きるカント倫理学 (集英社新書)
秋元康隆
集英社 / 2022-07-15
この本について
最近、「これって本当に正しい判断だったのかな」と、あとから自分を責めてしまうことが多いんです。結果だけ見れば失敗なのかもしれない。でも、判断したときの自分なりの考えや動機までは、誰にも分かってもらえない。そんなとき、この本のカントの視点がけっこう助けになりました。 読んで思わされたのは、まず「結果と道徳性は別物として扱っていい」というところでした。抜粋にもありましたが、善意志から行為していたなら結果がどうであれ価値は減らない、という考え方は、やり直しのきかない場面で自分を追い込みがちな人には救いがあります。また、「主観的な正しさへの確信」という言葉が何度も出てきますが、これは独りよがりとは違って、普遍化を想像しながら自分の頭で考え抜くプロセスを持て、という話なんですよね。「ここまでは考えた」と自分で言えることが、まずは道徳的善の条件になるというのが現実的で腑に落ちました。 さらに、利己的な動機と善意志の区別や、子どもへの「強制」をどう位置づけるかといった話もあって、日常の細かい場面に当てはめると妙にリアルです。自分が無意識に結果論で他人を批判していないか、あるいは正しさを仮言命法で判断していないか、振り返るきっかけにもなりました。 自分の判断に迷いがちな人、結果と向き合うのがしんどくなっている人には、ほどよく背中を押してくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




