
まず牛を球とします。
柞刈湯葉
河出書房新社 / 2025-09-08
この本について
仕事のことで行き詰まってくると、「自分の見ている前提そのものがズレている気がするけど、何がズレているのかはよくわからない」というモヤモヤが出てきませんか。正しさを探しているはずなのに、考えれば考えるほど視界が狭くなるあの感じです。 柞刈湯葉さんの『まず牛を球とします。』は、その行き詰まりを力づくでこじ開けるというより、別の角度から静かにずらしてくれる本でした。たとえば「牛が動物だったことを忘れる」「地球で生まれた習慣を月で再解釈する」といった場面は、普段の自分がどれだけ“忘れている前提”に乗っかっているかを嫌味なく見せてきます。また、距離で命の価値をモデル化する発想や、服のほうが自分の本質に近いという逆転の論理は、現実の判断にも関わる視点の遊び方としてかなり実用的でした。世界のほうがバグを抱えていても、「パッチ1枚で回り続ける」という描写も妙に身に覚えがあります。 大げさに人生が変わる類の本ではないですが、思考が固まりがちな時期に、脳を軽くほぐしてくれる側面が強いです。普段の景色の“当たり前”に引っ張られやすい人、あるいは論理が好きなのに窮屈になってきた人にはとても刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要






