
シリコンバレーのエンジニアはWeb3の未来に何を見るのか
中島 聡
SBクリエイティブ / 2022-12-28
この本について
新しい技術に興味はあるのに、「結局どこから触ればいいのか」「流行り言葉ばかりで実像がつかめない」と感じることが、自分でもよくあります。特にWeb3まわりは情報が散らばっていて、知識を集めても手を動かすところまで行けず、いつの間にか置いていかれた気分になるんですよね。 この本がよかったのは、抽象的な未来論ではなく、著者自身が“遊びながら”手を動かして理解していく過程がそのまま書かれていることでした。ブロックチェーンを「永続性を持ったストレージ+コンピュータ」と捉える視点は、技術のイメージが一気に具体物に変わりますし、スマートコントラクトやNFTが「人の手を介さずに動き続ける仕組み」として説明されることで、なぜ黎明期に触る価値があるのかが腑に落ちました。さらに、Solidityを学ぶ最初の足場としてクリプトゾンビのような教材を紹介してくれるのも、実際に取りかかるハードルを下げてくれます。 個人的には、成熟前の分野に飛び込む勇気が出ない人ほど読んでみる価値があると思います。技術の大枠をつかみつつ、「まずは自分で触ってみるしかない」という感覚に、無理なく連れて行ってくれる一冊でした。
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