
社長になる人のための経理とお金のキホン (日本経済新聞出版)
前田康二郎
日経BP / 2024-01-22
この本について
会社を動かしているつもりでも、「結局いまウチはどれくらい持つんだろう」とか「経理って何をどこまで任せていいのか」がふと不安になる瞬間ってありますよね。数字の話になると一気に霧が濃くなる感じがして、私もずっとそこが苦手でした。 この本は、いわゆる“財務の教科書”というより、社長やひとり経営者が日々つまずきやすいポイントを現実的な視点で並べてくれる一冊でした。例えば、売上が突然ゼロになったときに会社があと何カ月もつのか、資金繰り表をどう作れば「社員にも自分にも説明できる状態」になるのか、そういう具体的な場面を前提に丁寧に書かれています。さらに、経理担当者のレベル感や、どの段階でどんな人材が必要になるかまで触れているので、「経理がブラックボックスになっている会社」がどう改善できるかもイメージしやすいです。 読みながら、自分が数字から目をそらしていた場面を何度も思い出しました。社長自身が数字を“道具として”扱えるようになると、社員や金融機関への説明が急にラクになるんだな、と腑に落ちる感覚があります。決して派手なノウハウ本ではないですが、迷いながら経営している人には静かに効く内容だと思います。 「経理の話になると途端に不安になるけれど、外注だけに頼りきりなのも怖い」という人に刺さる本です。
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