
1万5000人のデータに基づいた すごい身長の伸ばし方
田邊 雄
この本について
子どもの身長って、気にしすぎても仕方ないと思いつつ、成長期のちょっとした変化を見るたびに「これって普通…?」と不安になったりしますよね。早熟か晩熟かで伸びるスピードが違うとか、骨端線がどうとか聞いても、日常の判断材料には落とし込みにくいまま終わってしまう。僕も同じように曖昧な情報の沼で迷っていました。 この本がよかったのは、その“曖昧さ”をいくつかの具体的なサインに置き換えてくれるところです。たとえば声変わりなら「低くなった時期」ではなく「かすれ始めた時期」だとか、陰毛は「うぶ毛が出始めたとき」が目安だとか。ふだん見落としがちなポイントが、成長期のタイミングを知る材料になるとわかるだけで、肩の力がすっと抜けました。さらに、主食1皿に対して高タンパクのおかず2皿というバランスの取り方のように、家庭で今日から変えられる行動にまで落ちているのもありがたいところです。 そしてもうひとつ大きかったのは、成長期が早い・遅いには個人差が当たり前にあるとデータで示してくれたこと。早熟だから低くなる、晩熟だから必ず高くなる、みたいな単純化ではなく「自分のペースがどこにあるのか」を知る目を持てるようになる本なんだと思います。焦りというより、観察の仕方が変わる感覚に近いです。 子どもの身長のことを必要以上に心配してしまう人や、情報を調べても結局よく分からないままの人に、静かに刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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