
聞くチカラ
マツダ ミヒロ
すばる舎 / 2024-09-01
この本について
人と話していて、「ちゃんと聞いているつもりなのに、うまく距離が縮まらないな」と感じる瞬間ってありませんか。仕事でもプライベートでも、相手の悩みを理解しきれないまま気の利いた返しを探してしまって、結局どちらも疲れる…僕もずっとその繰り返しでした。 『聞くチカラ』が面白いのは、聞き上手になるために特別なスキルを求めないところです。まず“全部理解しようとしなくていい”と書かれていて、それだけでかなり肩の力が抜けました。静かにうなずく、表情を意識する、沈黙を埋めようと慌てない。こうした小さな動作の積み重ねが、相手に「聞いてもらえている」という安心感をつくるんだと腑に落ちます。また、会話の95%を「聞く」にまわすという考え方も、実際にやってみると相手が自分で整理し始める瞬間が確かにあって、こちらが無理に答えを出さなくていいんだと思えるようになりました。 さらに、この本は「相手からどう見られたいか」を事前に決めるという視点もくれます。場当たり的に接するより、こうありたいと決めて臨むだけで、落ち着いた関係づくりがしやすくなりました。うまく話そうと頑張るより、丁寧に聞くことが人との距離を縮める近道なんだと教えてくれる本です。 誰かとの会話でいつも気疲れしてしまう人や、部下や家族とのコミュニケーションに迷っている人には、かなりしっくり来る内容だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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