
いのちの車窓から 2
星野 源
KADOKAWA / 2024-09-30
この本について
生きていると、「しんどい時にどうやって息を継げばいいのか分からない」とか、「昔の判断がずっと心に引っかかったまま」という感覚、けっこうありますよね。前に進みたい気持ちと、折れそうな自分のあいだで揺れてしまうというか。僕もよくその沼に落ちます。 『いのちの車窓から 2』は、そんな迷いを力づくで解決してくれる本ではありません。でも、星野源さんが自分の弱さや間違い、迷走や回復を書き切ってくれているおかげで、「ああ、この感じって自分だけじゃないんだ」と肩の力が抜ける瞬間がいくつもあります。例えば、出口が見えない時は視野が狭くなっているだけかもしれないという気づきや、間違った過去を都合よく美化せず、ちゃんと直す姿勢に触れると、自分の生活にもゆっくり効いてくるんですよね。 特に刺さるのは、全てが順調に見える時期に心が壊れていく過程を、飾らずに描いているところ。明るいはずの部屋にカーテンを閉め続けていたことや、そこから外を見られるようになるまでの道のりが、「立て直すってこういう小さな一歩の積み重ねなんだ」と教えてくれます。完璧じゃなくていい、ただ現実に触れ直すだけで変わることもある、という感じです。 「ちゃんと生きたいけど、うまく整えられない日が多い人」に静かに沁みる一冊だと思います。僕自身、読んだあとに少し呼吸がしやすくなりました。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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