
東大生はなぜコンサルを目指すのか (集英社新書)
レジー
この本について
仕事の成長とかキャリアとか、頭では「大事なんだろうな」と思いつつ、どこかでしっくり来ないまま日々が流れていくことがあります。年収やスキルの数字ばかりが目につく一方で、「自分は何を目指してるんだっけ」と立ち止まると不安になる。焦りもあるけれど、そこに本心があるのかはよく分からない。そんなモヤモヤ、僕もずっと抱えています。 この本は、いわゆる“意識高い”話ではなく、今の社会で成長がどう語られ、どう押しつけられているのかを丁寧に掘っています。読んでいて刺さったのは、まず「成長=お金やスキル」というあまりに細いレールに、無意識のうちに乗せられている事実を露わにしてくれるところ。そして、「会社に頼りたくないけど成長は欲しい」という矛盾した感情が、じつは環境によって生まれているだけかもしれないという視点。さらに、自分だけの美学や興味に目を向けることで、他人の尺度から距離を置けるという現実的なヒントもあります。 特に、成長したいのか、成長させられているのか分からなくなる時期にいる人には響きやすいと思います。数字や世間の空気ではなく、自分がどこで安心できるのか、どこに面白さを感じられるのか。その基準を取り戻すきっかけとして、この本はちょうどいい距離感で背中を押してくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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