
「顧客が増え続ける」科学 デジタル時代のマーケティング新定跡
西井 敏恭
日経BP / 2025-06-20
この本について
マーケの仕事をしていると、「施策は回しているのに、顧客が増えていく感じがしない…」みたいな停滞感にぶつかることが多いです。数字は見ているつもりでも、どこに違和感を持てばいいのか分からないまま、なんとなく新しいツールに手を出してしまうあの感じ。僕もずっとそこでもがいていました。 この本が効いたのは、目の前の施策よりも「顧客がどんな状態にいるのか」を丁寧に捉える視点をくれたところです。例えば、初回購入よりも“2回目まで連れていくコミュニケーション”が本当の勝負だという考え方や、サブスクを勧める前にまず都度購入で習慣をつくる流れの自然さ。どれも当たり前のようで、実務ではつい忘れてしまうところです。さらに、顧客の努力を減らすエフォートレスな体験設計など、「売る」よりも“つまずかせない”ことのほうが結果につながる、という地に足のついた視点も刺さりました。 派手な施策ではなく、再現性のある「買いたい気持ちづくり」をどう積み上げるかを考えたい人に向いている一冊です。マーケティングをもう一度、顧客の行動と感情の側から組み立て直したいタイミングに読むと、かなり腹落ちすると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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