
課題解決の思考法 「見えていない問題」を発見するアプローチ
高松康平
日本実業出版社 / 2025-07-11
この本について
仕事で「そもそも何が問題なのかよく分からないまま動いてしまう」とか、「上から来た目標に合わせて作業してるだけで、手応えがない」といったモヤモヤ、僕もよくあります。見えている範囲だけで判断すると、どうしても対症療法になるんですよね。 この本がおもしろいのは、「現状が分かる」という状態をかなり丁寧に言語化しているところでした。いま何が起きていて、なぜそうなっていて、このままだとどうなるのかまで含めて把握する。その入り口として、自分の認識も含めて一度ぜんぶ書き出す、という発想がけっこう効きます。正しいかどうかは後で検証すればいい。まずは“気になる”を棚に並べる感じです。 もう一つ刺さったのは、目標の置き方がひっくり返るところでした。課題を特定してからじゃないと、目標は決められない。ノルマじゃなく、可能性をどう描くか。そのために、会いやすい人ではなく“聞くべき人”にちゃんと当たる、という姿勢がすごく現実的で、明日からの調査の仕方が変わりそうです。 見えていない問題を探したいけど、何から手をつければいいか分からない人に静かに刺さる本だと思います。僕自身、行き詰まりの理由が「分かっているつもりの現状」にあったかもしれない、と気づかされました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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