
僕たちにはキラキラ生きる義務などない
山田ルイ53世
この本について
仕事でも人間関係でも、ちょっとした一言に必要以上に揺れたり、誰かの価値観に勝手に背中を押されたり、褒めたつもりが自分を良く見せたいだけだったり……そんな自分にうっすら嫌気がさす瞬間ってあります。しかも、そういう時に限って「夢を持て」とか「前向きにこそ」とか、喉越しの良すぎる言葉が追い打ちをかけてきて、余計に疲れてしまうんですよね。 山田ルイ53世さんの『僕たちにはキラキラ生きる義務などない』は、そのモヤモヤを無理に晴らす本ではありません。むしろ、モヤモヤの正体を「他人発の感情」「褒めることに潜む自意識」「自分には向かない可能性を捨ててもいい感覚」みたいな、日常の具体的なレベルにまで下げてくれます。読んでいると、自分の感情のリモコンを他人に握らせていたことに気づいたり、嫉妬の燃費の悪さに苦笑いしたり、やらかしたら即座に謝るしかないという地に足のついた結論に、妙にホッとしたりします。 派手な励ましは一切ないけれど、だからこそ「そんなに頑張れるタイプじゃない自分」でも現実的に扱える視点ばかり。無限の可能性を掲げるより、「これなら多少はできそう」で生きていいという距離感がちょうどいいんです。「前を向けと言われても、そんな簡単に切り替わらないよな」と日々思っている人にこそ刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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