
はじめての言語学 (講談社現代新書)
黒田龍之助
この本について
ことばについて考え始めると、急に自信がなくなる瞬間があります。学校で習った文法は何となく覚えているけれど、実際の会話ではその通りにならないし、そもそも「正しい日本語」と言われるものが本当に存在するのかもよくわからない。そんなモヤモヤを抱えたまま年月だけが過ぎていく感じ、僕もずっとありました。 『はじめての言語学』がよかったのは、そのモヤモヤを「仕方ないもの」として片付けず、実はことばそのものの構造に理由があると見せてくれるところです。たとえば、みんなが当たり前に使っている語が、いつの間にか意味も形も変わっていたり、文法の基準が教育の都合で決まっていたり、「ことば」と「言語」がそもそも別物として扱われていたり。どれも知識としてよりも、日常の疑問に手を伸ばす感覚で読めました。文字より音が先にあるという話も、会話でつまずきやすい理由が腑に落ちるきっかけになります。 特に、ことばが個人ごとに揺れ動くもので、「みんなのことば」は頭の中の抽象物でしかないという指摘は、仕事で言い回しに迷ったときに少し気が楽になりました。揺れていいんだ、と割り切れるというか。 ことばの仕組みを知りたいけれど、専門書は重そうで手が出ない人にちょうどいい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




