
インタビュー術! (講談社現代新書)
永江朗
講談社 / 2002-10-20
この本について
人と話を深く聞きたいのに、いざ向き合うと焦って次の質問に飛んでしまったり、相手の沈黙が不安になったりしませんか。僕も同じで、インタビューでも普段の会話でも「もっと聞けたはずなのに」と後悔することがよくあります。 『インタビュー術!』を読んで一番刺さったのは、聞き手側の“姿勢”がそのまま相手の言葉の深さを決める、という感覚でした。例えば、相手が考えている途中の沈黙を潰さないこと。これは抜粋にもありましたが、焦って質問を重ねるほど、せっかく芽が出かけた言葉を摘んでしまうんですよね。また、「なに」と「なぜ」を核にするという話も実践的で、抽象的にまとめて聞くより、具体的な場面に寄り添うほうが本音が引き出せるというのは、仕事だけでなく人間関係でも効きます。 さらに、この本は“インタビューは虚構である”と明言します。これは冷たく聞こえるけれど、むしろ救いで、聞き手がどう編集し、どう位置づけるかで文章がまったく変わる。つまり、「聞いて終わり」でなく、相手の言葉をどう受け取り、どう扱うかまで含めて向き合う姿勢をくれる本です。 自分の質問力に不安がある人、沈黙に弱い人、そして「聞く」ことが仕事や日常の鍵になっている人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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