
聞き出す力
吉田豪
この本について
人の話をちゃんと聞きたいのに、いざ相手を前にすると表面的な会話で終わってしまうことってありませんか。盛り上がっているようで、実は深いところまで届いていない感じ。仕事でもプライベートでも、この距離感の掴み方にずっとモヤモヤしてきました。 吉田豪さんの『聞き出す力』を読んで感じたのは、うまく聞く人って“技術”より“空気の作り方”に徹底しているということです。相手が話しやすい流れを壊さないために、リアクションを抑えて「もっと奥があるでしょ」と静かに促したり、逆に全然別の方向に行きそうな愚痴を起点に距離を縮めたり。読者が保存した抜粋も、突飛なエピソードの裏で、相手を否定せず、興味を持ち続ける姿勢が一貫しているんですよね。これがあるから、人は思わず“言うつもりのなかった話”をこぼしてしまう。 もちろん、芸能人の取材現場のような派手さは日常にはないけれど、「この人なら話してもいいかも」と思われる関係性の作り方は、そのまま仕事のヒアリングや日常の雑談に落とし込めます。特に、会話がいつも浅く終わってしまうとか、自分ばかり質問攻めして空気が固くなるという人には、発想の転換になるはずです。 相手の本音を引き出す“雰囲気づくり”に興味がある人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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