
ザ・アドバンテージ なぜあの会社はブレないのか?
Patrick Lencioni、矢沢聖子
翔泳社 / 2012-10-18
この本について
仕事をしていると、会議で決まったはずのことが人によって解釈が違ったり、トップの意図が現場まで届いていなかったりして、「なんでこうなるんだろう」と静かに疲れる瞬間があると思います。自分もそこに長くモヤモヤしてきた側です。結局のところ、戦略より前に“組織としての呼吸”みたいなものが整っていないと、どれだけ頑張っても噛み合わないんですよね。 この本は、その呼吸の整え方をやけに実務的に教えてくれます。たとえば、会議の最後に数分だけ「何に合意したか」を全員で確認するだけで、後の混乱がごっそり減ること。あるいは、幹部が自分のチームへ決定事項を正確に伝える義務を持つことで、「本当は納得していなかった」という隠れたズレが浮かび上がること。派手さはないけれど、現場で効くのはこういう地味な積み重ねなんだと実感しました。 戦略や答えの“正しさ”よりも、全員が同じ方向を向いて実行できるかどうか。その当たり前が実は一番むずかしいと思っている人に刺さる本です。自分もまだ迷いながらですが、この本のおかげで「組織の健全性」という視点を、日々の判断に持ち込めるようになりました。
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