
きみの友だち(新潮文庫)
重松 清
新潮社 / 2008-07-01
この本について
人間関係のことで、ときどき妙に疲れる瞬間ってありませんか。誰とどこまで仲良くすればいいのか、どっちにつくべきなのか、答えの出ないまま気を使い続けてしまう感じ。大人になっても似たような場面はあって、「みんな」に合わせようとする自分にうんざりすることがあります。 『きみの友だち』を読んでいると、その疲れの正体が少し見えてきます。抜粋にもあるように、この物語は「みんな」によって振り回される息苦しさを、子どもたちの視点からまっすぐ描いているんですが、そこに不思議と私たちの日常が重なるんです。名前を呼ばれる嬉しさや、呼ばれないことで存在ごと消されるような感覚。理屈では説明できないのに、なぜか一緒にいると落ち着く相手のことを友達と呼びたくなる瞬間。そういう細かい気持ちが、驚くほど丁寧に言語化されています。 読みながら感じたのは、「友だちってこうあるべき」という形に寄せるんじゃなくて、自分のペースで関係をつくっていいんだという、静かな安心です。いなくなっても忘れない相手が一人いれば十分かもしれないし、一緒にいなくても寂しくない相手こそが本物かもしれない。そう考えるだけで、人付き合いの力みが少し抜けていく気がしました。 「必要以上に“みんな”に巻き込まれがちな人」にこそ、そっと届く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
目次
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









