
自信をもてないあなたへ――自分でできる認知行動療法
メラニー・ フェネル and 曽田 和子
CEメディアハウス / 2004-06-26
この本について
不安になったとき、まだ起きてもいない最悪の未来を勝手に決めつけてしまうことってありませんか。しかも、その根拠をちゃんと確かめる前に「やっぱり自分が悪い」と結論づけてしまう。頭では「考えすぎだろうな」と思っていても、体はドキドキして、思考もどんどん狭くなる。僕も同じで、このループから抜けられない時期が長くありました。 この本が助かったのは、気合いやポジティブ思考ではなく、いま自分がどんな“予測”と“防衛策”で自分を追い込んでいるのかを、実際の場面を使って一つずつ見えるようにしてくれたところです。「自分への評価はただの意見で、事実とは限らない」という視点に立ち返るだけでも、少し呼吸が戻ります。さらに、不安な場面を避けずに小さく試してみることで、これまで集められなかった“現実のデータ”が手に入る。この体験が、自分への見方をじわっと変えてくれるんですよね。 自己評価の低さって、一気に変わるものではなくて、昔の経験からつくった「生きるためのルール」がまだ動き続けているだけなんだと教えてくれます。だからこそ、それを責める必要はなくて、時間をかけて書き出したり振り返ったりしながら、少しずつゆがみを整える作業をしていく本です。 自分を厳しく裁くクセが抜けないまま大人になってしまった人に、とくにしっくりくると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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